愚地克巳、渾身の真マッハ突きがピクルの腹部に炸裂。
『キンッ』 という耳を塞ぎたくなるような音が場内に響きわたる。

真マッハ突きを喰らい、「く」の字に折れ曲がるピクルの身体。
効いているのか?
スタンドで観戦している範馬刃牙、徳川光成、郭海皇、そして烈海王が固唾を飲む。

そして・・・

ピクル1億9000万年の人生で初のダウン!!

その瞬間、会場のボルテージは一気に急上昇。
範馬刃牙、徳川光成、郭海皇、烈海王の4名も驚きの表情を見せた。

ピクルが経験したことのない苦痛が腹部を襲う。
Tレックスの尾の重さが自分の胃にピンポイントで突き刺さった。
いまだかつて体験した事のない攻撃(武器)・・・
ピクルの登場以来、これほど効いているピクルを見たことがない。

一方、愚地克巳。
見事に真マッハ突きをヒットさせた愚地克巳は、一人心の中でつぶやきはじめる。
『 思った通りだ・・・ 』
『 いかにピクルといえども・・・ 』
『 マッハの速度をまともに受けたなら倒れるしかない・・・ 』
『 そしてもう一つ・・・ 』
『 拳も破壊される・・・ッッ 』

マッハの速度で打ち込む負荷に 「拳」 は耐えられない。
ピクルのノックダウンと引き換えに空手家の命である 「拳」 が破壊された。
しかし、愚地克巳に怯む様子はない。むしろ歓喜している。
自分の体に刻まれたマッハの感触が、繰り出す技全てにやどり、左ハイキックで顔面をとらえ、
右フックでまたもや顔面をとらえる。

空手家 愚地克巳の 『 灼熱の時間 』 だ!!

マッハのスピードで 「左正拳突き」 「左ハイキック」 「右フック」 を繰り出した愚地克巳。
残っているのは 「右足」 のみ。
「右足」 のみでピクルを仕留められるのか・・・
ピクルが凌げば、あのディナータイムがまたはじまるでしょう・・・