克巳が最後に辿りついた、真マッハ突きの完成型 『当てない打撃』 による衝撃波。
それにより、克巳はまたしてもピクルからダウンを奪った・・・。

ざわめく場内。
末堂はじめ、多くの門下生が克巳の右腕に注目していた。

骨 ムキ出しだ・・・・・

そう、克巳はピクルのダウンと引き換えに右腕一本を犠牲にしたのだった。
見るも無残な変貌を遂げた自分の右腕を眺める克巳に驚いた様子はない。

当たり前だ、骨が鞭なわきゃね・・・
魔法が解けた・・・

我の血を顔面に浴びながら克巳はそう言った。

右上腕に帯を締め、止血を済ませたあと、克巳はピクルに目を向けた。
遠くで倒れたままのピクル。
その様子を見た克巳は、ピクルのもとにゆっくりと歩き出した。

もう魔法は解けてもいい。
夢から覚めていい。
もう出すものはない。

克巳は心の中でそう思った。

そして・・・
克巳はムキ出しになった右腕を高らか上げた。

立っているのは・・・ 俺だ

今日一番の歓喜に会場が包まれる。
刃牙、烈海王、郭海皇、末堂も驚きの表情を隠せない。

『 武を50年は進歩させおったわ 』 と郭海皇。
『 すっげぇ・・・ 』 と嫉妬交じりに刃牙。
『 あり余る才能に・・・ 愚地克巳が追いついたのォォ・・・・ッ 』 と光成。

凄まじい高評価。
克巳の大金星である。

その時、克巳は目を細め、会場に向けて深々と頭を下げ始めた。
頭を下げずにいられなかった。
感謝せずにいられなかった。

『 せいぃッ 』

末堂の掛け声とともに、会場いる門下生が一つになった。
克巳が会場入りしたときのあれだ。

深々と頭を下げ、感謝を示す克巳の体に、ビリビリとそれは伝わっていた。

その時だった・・・。

ズシャ

克巳の耳にもかすかに届いた。
ゆっくりと頭を上げ、ピクルに目をやった。

ごろり・・・

ピクルは倒されているのではなかった。
ここでもまた、ピクルは滑稽なほどの底知れぬ野生ぶりを見せつけた。

克巳は愕然とする。

ただ・・眠っているだけ・・・・

【管理人の感想】
まず、眠ってしまった意味がわかりません。
というか、意味があるのでしょうか・・・orz

こりゃ、困った展開です。
ピクルがいよいよフリーザ化します。
あれを食らってダメージなしでは、いよいよ誰もピクルには勝てません。

こじつけでもいいから、眠ってしまった理由がダメージによるものであってほしい。