ピクルとの対決を決めた刃牙より先に、ピクルの下を訪れたのは、
刃牙の異母兄弟、ジャック・ハンマーだった。
「言葉はワカらんでも理解るだろう ヤルんだよ俺らは」
闘志をみなぎらせるジャックを前に、ピクルもまた歓喜していた。
ジャックはピクルの顔面に力を込めた一撃を放つが、全くダメージを受けた様子を見せない。
ピクルの頑強さに関心を見せるジャックであったが、さらに興味を引かれたのが、
ピクル最大の武器とも言える鋭い「牙」であった。
「噛みっこだ」
歯を激しく打ち鳴らし威嚇するジャック。それに応えるかのように大きく口を開くピクル。
現代、古代を代表する二つの凶器が、ついにぶつかり合う時がきた!!
今週の範馬刃牙 第140話 『歯vs牙』 感想
今週の範馬刃牙 第139話 『Like an Ogre』 感想
バキとピクルの対決が近づいている。
バキはシャドーボクシングを行う地下室でピクルをイメージしようとするが、想像ができない、
ピクルの姿が浮かんでこない。
そんな時様子を見に烈海王が現れる。ピクルはどれほどの実力を持っているのかと刃牙は問いかけるが、烈も克巳もピクルの本気を引っ張り出せなかったため、わからないと答える。
その答えを聞いたバキは息を荒げ、興奮しだし、こう叫んだ。
「たまんねェな烈ちゃん・・・想像もつかねェ強ェ奴と心ゆくまでヤレるんだぜッッ
どんだけ強ェかワカらねェッッ 何をしてくるかさえワカらねェッッ そんな奴とヤレるんだぜッッッ」
「明日・・・直・・・俺がピクルの下へ出向く」
こう答えたバキを見て、烈海王はバキの父親、勇次郎の姿とだぶらせる。
そしてついに地下闘技場にあるピクルの前に立ちはだかるものが現れた。
それは、バキの異母兄弟、ジャック・ハンマーだった。
今週の範馬刃牙 第135話 『開花』 感想
克巳とピクルの闘いが終わった。
血だらけの白道着を身にまとったまま、克巳は担架で運ばれていた。
克巳の体には救援隊による止血が施されている。
克巳の鍛え上げられた肉体を運び出すのは相当キツイのであろう。
3名ともに息を荒げ、額には汗が滴り落ちていた。
その時・・・
1名の救援員が会場の異変に気付く。
5万人が・・・いないッ
神心会門下生により満員だった会場に誰もいないのだ。
驚きの表情で他の2名も会場を見渡す。
確かに、誰一人欠ける事なくいなくなったように見えた。
門下生5万5千人の前で、命がけの闘いを繰り広げた克巳。
その覚悟と誇りは門下生に痛いほど伝わっていた。
誇るべき我らがリーダーを高みから見下ろすことなどできなかった。
全門下生による正座
誰に言われたものでもない。
椅子をたたみ、自ら足元へ正座した。
視線を伏せ、克巳への忠誠心を示した。
会場を見上げる3名の救援隊からは、その様子が見えなかった。
克巳を乗せた担架が通路に入ると、刃牙はじめ、独歩、光成、ペインが待機していた。
意識を失ったままの克巳の姿を見た刃牙は、心から悔いた。
克巳とピクルが闘う前に言ったあの一言。
『 まさか、アンタに先を越されるとはな 』
嫉妬から出た一言・・・
完全なる失言だった。
お調子者のお坊ちゃまだった克巳。
これまで、数多くの局面で失望させられてきた。
しかし、ピクルとの闘いで克巳は気高い開花を見せた。
担架に横たわる克巳の顔が素直に誇らしく思えた。
言うまでもなく、血縁なき父である独歩もまた、刃牙と同じ心境だった。
刃牙たちの前から担架が去ったあと、ペインが光成に尋ねる。
『 ピクルは? 』
小さなため息をつき、光成が答えた。
『 聞こえんかね・・・ 』
『 この、地の底から響くような遠吠え・・・ 』
オオオオオオオオッッッ
克巳への想いから溢れ出たピクルの遠吠えは、地下から地上へと響き渡った・・・
今週の範馬刃牙 第134話 『結晶』 感想
大量の出血により、もはや克巳に意識はなかった。
目を薄く開いたままピクリとも動かない克巳。
引きちぎられた右腕からは、止まることなく大量の血が溢れていた。
そんな克巳と克巳の戦利品である右腕を前に、ピクルは合掌をはじめた。
言葉を持たぬピクルの心に、様々な想いが駆けめぐる。
ジュラ紀を生き抜いたピクル。
遠慮など必要のない相手ばかりだった。
超ド級の猛者たちに闘いを挑まれては勝利し、食してきた。
自分より遙かに強大な相手と闘っては、その命を奪い、食してきた。
群雄割拠の時代を一人生き抜いた自分が、時に誇らしくも思えた。
そして現代。
自分より遙かに小さな敵と闘った。
この小さな敵は、爪や牙、毒すらも持たない。
ただひたすらに、小さな手を、小さな脚をぶつけてきた。
ピクルにとっては、全てがあまりにも小さかった。
しかし、その攻撃は強烈無比。
腹部に受けたあの衝撃は、かつてのライバルたちと匹敵するほど強烈なものだった。
小さく、そして強烈な攻撃を受けたピクルには、今回の闘いで克巳が払った犠牲の本質を
理解していた。
あんなに柔らかく、小さなもの(拳)がライバルたちの攻撃と匹敵しているのだ。
想像を絶する努力で手にした武器に違いない。
「努力」 や 「結晶」 などという言葉はピクルにはわからない。
それでも・・・
何一つ言葉を持たなくても、ピクルは理解していた。
目の前の小さな敵は、かけがえのない貴重な宝を差し出してくれたのだと。
これが、合掌の真なる意味。
そして・・・
克巳の戦利品を見下ろしながら、ピクルはゆっくりと合掌をやめた。
そっと立ち上がり、克巳に背を向けるピクル。
空腹のままの帰路
これまでの人生で初めての選択だった・・・
今週の範馬刃牙 第133話 『合掌』 感想
負けを確信し、右腕を差し出した克巳・・・
ピクルは強敵(とも)との別れを惜しみ、克巳から奪った右腕を泣きながら銜えていた。
驚愕の表情を浮かべる末堂。
引きちぎられた克巳の右腕からは、「ピュ・・・」「ピュ・・・」 と音を立てて
大量の血液が噴き出している。
誇り高き神心会の白道着は、右脇から腰にかけて真っ赤に染まった。
そんな末堂の心配をよそに、克巳の表情は晴れやかだった。
克巳にはピクルと交わした約束を果たす覚悟がある。
大量の出血により意識が朦朧とし、ピクルの巨体が霞んで見え始めたとき、
克巳はその覚悟を心の中でそっとささやいた。
『 約束は守る・・・ 』
『 ここに来て、生き長らえようとは思っちゃいない・・・ 』
『 おまえの勝ちだ・・・ 』
『食ってくれ・・・』
そして・・・。
遂に克巳が倒れた。
倒れた姿そのものが、克巳の本気の覚悟を物語っていた。
『 食わせる気だッ 本気でッッ 』 と刃牙。
会場は水を打ったように静まりかえった。
目を薄く開いたまま横たわる克巳に 「ズシャリ・・」 と近づくピクル。
倒れる獲物の右腕を銜えながら、ゆっくりと歩み寄る様子は、自然界の弱肉強食の世界そのものに見えた。
その時、光成が左手を大きく上げる。
なにかの合図のようだ。
『 許せピクル・・・ 』
『 ここは恐竜時代ではない・・・ 』
『 約束は守れんッッ 』
会場で待機していた4名が立ち上がり、ピクルに銃口を向けた。
これは、光成が用意していた万が一の 『 備え 』 だった。
しかし、その 『 備え 』 に立ちはだかる一人の男が光成の前に現れる。
愚地独歩だ。
光成の目の前に立ち、正拳突きの構えを見せる独歩。
『 アンタまさか・・・倅に恥かかせる気じゃねェよなァ 』
独歩の鋭い眼光が光成を突き刺す。
独歩には、息子の覚悟を踏みにじるその行為が許せなかった。
男と男が交わした約束。
その約束を果たそうとする克巳に横槍は無用。
右の拳を握り締めながら、独歩もまた覚悟を決めていた。
その時、ピクルは大きな掌を合わせ、克巳の前に跪いた。
戦利品であった克巳の右腕を前に、人間として、親友としての合掌。
克巳への畏敬の念を抱くピクルが次にとる行動とは!?
プロフィール
- zoezoe
【ファイトスタイル】 空手
【身長】 178cm
【体重】 82kg
【名言】 腕相撲は負けへん!
バキ好きのリーマンです!
『範馬刃牙データベース SON OF OGRE』 は、バキシリーズ(グラップラー刃牙、バキ、範馬刃牙)にとことんこだわったブログです。どうぞごゆっくりと範馬刃牙の世界をお楽しみください!




